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虫歯ができてしまうとしみてきたり、痛くなったり。
虫歯になったことがある人ならそんな経験はあるかもしれません。
また、何も症状がなくて治療してた、ということも少なくありません。
何も症状が出ない場合は検診に行っても分からなかったりします。
①虫歯の進行がゆっくり進むタイプ
虫歯になりかけのまま放置しておくと、人によってはゆっくり進むため歯医者さんでも治療を勧められずに大きくなってしまうことがあります。
もちろん長期観察する場合もあります。
とくに妊娠中の方や、これから妊娠を考えている人などは通院期間があいてしまったりすることがありますので、虫歯治療は早めに済ませておくことが大切です。
②銀歯などの詰め物の下が虫歯になるタイプ(2次虫歯)
以前虫歯を治療している銀歯の下や境目が虫歯になり、徐々に進行したりすることがあります。
肉眼で分かる場合も、レントゲンで分かる場合もあります。
何年もたっている詰め物や被せ物は注意が必要です。
元々大きな虫歯を治しているところがさらに虫歯になると、進行している場合もあるので神経に近い場合がほとんどです。
写真では虫歯かよく分からないと思います。
しかし、詰め物を外すと隣の歯まで虫歯になっていることもあります。
フロスなどの日々のケアが大事ということが分かります。
人によって進行速度もそれぞれですので、治療もそれぞれに合わせて行います。
まずは定期的な検査を心がけましょう。
骨吸収抑制薬はがんの骨転移、骨粗鬆症や関節リウマチなどで使われる薬です。
破骨細胞という骨を吸収する細胞の働きを抑制するため、治療に使用することがあります。
歯科治療において必要なのは骨吸収抑制薬を始める前に適切な歯科治療を受けておくことです。
できれば2週間前には終わらせておくことが好ましいですが、がん患者さんで薬の投与を遅らせることが難しい場合は歯科治療を並行することもあります。
侵襲的な治療(たとえば抜歯など)は骨が治ることができずに骨壊死を起こすことがあります。
もう服用中の場合はどの程度まで歯科治療をしていくかを決めていく必要があります。
頻度としては骨粗鬆症患者さんで骨吸収抑制薬治療患者1~10万人に1人ほどと報告されています。
歯科治療を受ける場合は主治医と相談をしていただき、場合によっては歯科←→医科の連携が必要な場合もあります。
虫歯にならないために歯ブラシは重要なことですね。
でも歯ブラシの仕方を教えてもらったりしたことはありますか?
小さい頃は親に磨いてもらったりしたかもしれませんが、大人になって「磨きかたを教えてください」って他人に聞くのもちょっと恥ずかしかったりしますよね。
歯医者さんに行けば、その人その人に合わせた歯ブラシの仕方を教えてもらえることと思います。
本当に今使っている歯ブラシがあなたに合っているのでしょうか?
必ずしも値段が高い歯ブラシがいい・電動歯ブラシがいい、とはいえないと思います。
(好みはあると思います)
重要なのは磨き方(ブラシの当て方)になります。
お口の中でも一番磨いておきたいポイントは決まっているのでしっかりケアをしましょう。
また、定期的に検査や歯石を取ることで歯周病や虫歯を予防することができます。
口臭の原因は歯周病などを引き起こす歯周病菌がお口の中で増殖して悪臭を出す症状です。
口の中がネバネバしたり、わずらわしかったりする場合も口腔内の環境が悪い可能性があります。
口臭はもちろん歯周病の罹患は様々な悪影響を及ぼします。
今話題になってる乳酸菌は善玉菌といって悪玉菌を抑えることにより体内の環境を良くしようとするものです。
もちろん口の中にも善玉菌は存在します。
ただ、非常に弱いものなのでほとんどが残りません。
「プロバイオティクス」という言葉をご存知でしょうか?
生物間の共生関係を意味する生態学的用語が起源です。
抗生剤は有害な菌と同時に有益な菌も殺してしまいますが、プロバイオティクスは元々体内にある有益な菌を積極的に増やして体の健康を守ろうとするものです。
有害な菌は除去できても有益な菌までも除去してしまうので、体の抵抗力が落ちてしまうのはやはり、抗菌剤全般の課題でもあります。
もちろん、口臭→乳酸菌摂取だけで治るわけではありません。
「口臭に乳酸菌」とはなかなか結びつきにくいものでしたが、当院では積極的に取り入れて口臭治療や歯周病治療にも使われます。