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2018-10-25 18:39:00
骨吸収抑制薬はがんの骨転移、骨粗鬆症や関節リウマチなどで使われる薬です。
破骨細胞という骨を吸収する細胞の働きを抑制するため、治療に使用することがあります。
歯科治療において必要なのは骨吸収抑制薬を始める前に適切な歯科治療を受けておくことです。
できれば2週間前には終わらせておくことが好ましいですが、がん患者さんで薬の投与を遅らせることが難しい場合は歯科治療を並行することもあります。
侵襲的な治療(たとえば抜歯など)は骨が治ることができずに骨壊死を起こすことがあります。
もう服用中の場合はどの程度まで歯科治療をしていくかを決めていく必要があります。
頻度としては骨粗鬆症患者さんで骨吸収抑制薬治療患者1~10万人に1人ほどと報告されています。
歯科治療を受ける場合は主治医と相談をしていただき、場合によっては歯科←→医科の連携が必要な場合もあります。