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2018-11-03 12:21:00
子どもの歯ブラシを疎かにしてしまうと、わりとすぐに虫歯になることがあります。
もちろん個人差は大きいのですが、エナメル質という歯を覆っている硬い組織が永久歯に比べて柔らかいため、虫歯になると一気に進みます。
学校や保育園などの歯科健診では「虫歯はない」とされたのに歯医者さんに行ったら虫歯があったというのはこのためです。
また、当然永久歯に比べて乳歯は小さいため虫歯になると神経までいってしまうこともあります。
痛みがないため放置していても「いずれ抜け代わる」ので、場合によってはそのまま様子を見ることもあります。
しかし、抜け代わるまでの期間が長かったり、咬み合わせがなくなってしまったりすると危険なので治療が必要になります。
最も気を付けておきたいのは、永久歯への影響です。
乳歯のむし歯が大きくなりすぎてしまうと、大人と同じように神経に細菌が入り込み炎症を起こします。
その炎症が顎の骨に進むと膿がたまってしまいます。
膿が大きくなってしまうと骨の中にある永久歯が生えようと思っても出てこれなくなります。
この場合は、乳歯を早めに抜歯するということもあります。
虫歯の状態によっても変わりますが、子どもの状態によってそれぞれです。
子どもは特に忘れてしまうと治療ができなくなってしまうこともあるので、定期的な検査や練習を心がけましょう。
(※写真はイメージです)