保育園検診や子供学級健診でよくある質問(2023年更新)
保育園の検診や子ども学級などでよくある質問をまとめてみました。
受診の際の参考にしてください。
Q.現在定期的にフッ素を通っているのですが、これは何歳くらいまで続けるべきですか?
フッ素を塗るのは虫歯予防の為ですので、永久歯が生えそろう14歳くらいまで続ける子もいます。
Q.フッ素塗布はもちろん歯の汚れや歯石の除去を目的として歯科を受診される子が多いです。
人によって違いますが、3か月~6か月に1回受診が目安です。かかりつけ医と相談しましょう。
Q.歯石は取るべきでしょうか?
歯石を必ずしもとる必要はありませんが、虫歯のリスクを下げるためには歯石除去が必要です。
ただ、鋭利な器具を使いますのでできない子は危険ですので無理にとる必要はありません。
取れる年齢になったら取ればいいと思います。
Q.フッ素は早めに塗ったほうがいいか?塗るべきでしょうか?
フッ素塗布に関しては様々な考え方がありますが、当院ではフッ素塗布を推奨しています。
フッ素塗布は歯が生え始めたらになりますのでいつからでも歯科受診は可能です。
歯科に慣れるという点では乳歯列が完成する前、早めの受診をおすすめします。
Q.奥歯はまだ生えそうにないか?
子供の一番奥の歯は2歳~3歳ころに生えて乳歯列が完成します。
人によって個人差がありますので遅いから、早いからといって心配しすぎないようにしましょう。
また先天的欠如(先欠)といって歯がない場合もあります。
先欠がある場合、永久歯がないということはありませんので歯医者さんに相談しましょう。
Q.歯磨きを嫌がりまともに磨けないので心配です。何かいい方法があれば知りたいです。甘い味の歯磨き粉は舐めるだけでうまくいかないです。
小さい子の歯ブラシはとても難しいです。すごく効果的な方法があるわけでもありません。
歯磨きをした後にごほうび(例えばキシリトールのチョコレート)をあげる方法、歯ブラシを持たせて親も一緒に歯ブラシをする方法、フッ素入りのスプレー・ジェルを使う方法など様々なやり方があります。
それでもできない場合は無理やりになってしまいますが虫歯にしてしまうよりはいいかもしれません。色々お子様に合う方法を探して試してみてください。
Q.歯が大きく重なってきて斜めに生えているところもあるようですが、歯科矯正が必要になるのではないかと心配しています。
一般的に歯科矯正を気にする時期は乳歯列がそろってからでいいと思います。
歯並びは顎の発達などが深く関係してきますので発達状況を見ていくためにもその前からかかりつけ医を見つけたほうがよいでしょう。
かみ合わせがずれていたり、歯のすき間がない子は将来矯正が必要になるときに備えて慣れる意味でも早めに受診しましょう。
今すでに歯が重なっている場合は顎の成長によっては矯正治療が必要になる可能性が高いです。
Q.2歳8カ月ですが、まだ授乳をしているので虫歯がないか不安です。
授乳をして子どもが安心するのであればそれも必要かもしれません。
ただ、そのまま寝てしまったりすると虫歯の原因になります。乳歯列が完成する前までにできれば卒乳できるようにしましょう。
Q.2歳児の歯科健診がコロナの影響で行けなかったのでよく見てほしいです。
コロナの影響で歯科医師会による保健所での健診が延期されていましたが、現在は通常通り健診が行われています。
健診やお子さまのことで気になることがありましたらかかりつけ歯科に相談しましょう。
Q.今まで虫歯菌がつかないように大人と子供のものを分けていたけどいつまで続ければいいですか?
虫歯菌がうつるということで大人と分けることはとてもいいことだと思います。
しかし、いつまでも続けていくには困難になると思いますし、親の負担にもなるようでしたら続けていくことは難しいかもしれません。
また成長していく上でお菓子などで糖分の摂取が多くなりすぎてはいけません。
虫歯菌がお口の中にいてもしっかりと歯ブラシをすることで予防はできますので歯ブラシの習慣を身につけさせていくことも大事です。
今はコロナ感染予防という観点からも食べ物やスプーンなどの共有は控えましょう。
Q.フォローアップミルクを歯みがき後に飲むと虫歯になりますか?
フォローアップミルクをいつ飲ませるのか決まりはありませんが、離乳期以降の栄養を補うものです。
中には糖質が含まれているものが多く、そのため虫歯になります。
3歳ころまでに辞めれるようにしましょう。
まだ小さい子供の場合、可能であれば寝た後にガーゼや綿棒などで歯をぬぐってあげてください。
Q.上唇小帯が深いと言われました、何に注意すればいいでしょう?
上唇小帯や舌小帯は人によって長さが違います。
健診でよく注意されることが多いかもしれません。
歯ブラシが当たると歯ブラシを嫌がってしまう子もいるので注意が必要です。
また、歯並びや滑舌に影響がある場合は成長の過程で切除をしたりします。
それぞれにあった歯ブラシの方法が必要となりますのでよく注意してあげてください。
※すべて当院としての意見となりますので、先生によって治療方針や考え方は異なります。
※治療を受けるにあたりよくかかりつけの歯医者さんとご相談ください。
※当院では0歳児から診察に来ている子も多くいらっしゃいますのでお気軽にご相談ください。
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